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【デザイン入門】おすすめのフォントとは?フォントの選び方
2019.02.03
ノベルティグッズやオリジナルTシャツなどを制作する際、デザインに使用できるフォントは数多く存在するため、どれを選んで良いのか分からず、結局一般的に使われることが多いものを選んでしまいがちです。
しかし、フォントによってその商品や企業のイメージのほか、見る人に与える印象も大きく変わるため、できればしっかりと選びたいものです。
そこで今回は、フォントが見る人に与えるイメージや、適切なフォントの選び方についてご紹介します。
フォントが与えるイメージとは?
まったく同じ文章でも、フォントが変わると読み手へ与える印象も大きく変わるものです。例えば新聞に使われるフォントが、広告で使われるような、ポップな雰囲気のフォントだと、少し違和感を覚えてしまいますよね。
伝えたいイメージと受け手が感じるイメージの食い違いはできるだけ避けたいもの。
それを防ぐためには、フォントごとのおおまかな特徴を把握しておくことが大切です。
まずは標準的な日本語フォントである「明朝体」と「ゴシック体」の特徴と、それぞれが見る人に与えるイメージについてみていきましょう。
明朝体
明朝体は、楷書体を基に作られた、書籍や文書で一般的に使われている代表的なフォントです。
縦線が太く横線が細くなっており、文字の端には毛筆で書かれた文字にみられるような「うろこ」と呼ばれる三角形の飾りがあります。
強弱があるため可読性が高く、読んでいて疲れを感じにくいという特徴があります。
明朝体は「上品」「知的」「優雅」「繊細」「フォーマル」といったイメージを与えられます。
ゴシック体
ゴシック体は縦線と横線ともに線の太さがほぼ同じで遠くからでも見えやすく、インパクトが強いため、屋外看板や文章の見出し、タイトルなどに使われることが多いフォントです。
小さくても読みやすいという特徴があるため、雑誌本文や書籍の注釈などにも多く使用されています。
またゴシック体は、「親近感」「カジュアル」「信頼」「力強さ」「存在感」といったイメージを与えられます。
フォントの選び方
デザインに使用するフォントは種類により、そのグッズ自体の印象が変わるほか、それを見る人、受け取る人に与える企業イメージにも影響を及ぼします。
例えば、企業イメージに合わせて制作したロゴやイラストのデザインがポップでカジュアルな雰囲気のものなのに、企業名や商品名のフォントが明朝体のフォーマルな雰囲気のものだと、イメージバランスが崩れてしまい、デザインを通して伝えたい、印象づけたいと思っていることが、きちんと伝わりにくくなってしまいます。
そのため、フォント選びはデザインの一貫として、全体的なイメージに合わせる必要があります。
書体
まずは前項を参考に、デザインの方向性に合わせ「伝えたい・印象づけたいイメージ」にマッチする書体(明朝体またはゴシック体)を選びましょう。そのうえで、さらに細かく選定していきます。
明朝体には、基本の明朝体よりも手書きに近い「教科書体」や、筆で書いたような雰囲気の「筆書体」などがあります。ゴシック体にも、線の端が丸くかわいらしい印象の「丸ゴシック体」や、クセが少なく読みやすい「ヒラギノ角ゴシック」など、それぞれに多くの種類が存在します。その中から、全体デザインにマッチするものを選択してください。
太さ
同じフォントでも、文字の太さによって印象はガラリと変わります。
例えば、太い文字では「力強さ」や「活力」のほか「男性的」なイメージ、細い文字は「先進性」や「丁寧さ」、「女性的」なイメージを与えることができます。
サイズ・文字間隔
フォントのサイズや間隔も、デザインするうえで重要なポイントとなります。
例えば、企業イメージをロゴだけで表現したい場合はフォントサイズを大きくしたり、企業イメージをイラストなどで表現する場合は企業名部分のフォントは小さくしたりなど、全体デザインを踏まえてフォントサイズを決めるようにしましょう。
また、文字間の間隔も印象を左右する要素となります。
文字間隔が狭いほど勢いのある印象、間隔が広いと冷静な印象を与えることが可能です。
おわりに
今回は、フォントが見る人に与えるイメージや、フォントの選び方の基本についてご紹介しました。
雑に決めてしまいがちなフォントですが、実はイメージを左右する、重要な要素の1つです。
自分が伝えたいことを見る人にしっかりと受け取ってもらうためにも、基本的なフォントの特徴と与える印象を踏まえて、企業や商品のイメージにマッチする、適切な種類のフォントを選ぶようにしましょう。
カテゴリー: デザイン
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