フルカラープリントができる！転写プリントについて

2020.08.26

オリジナルプリントTシャツやオリジナルオーダーTシャツと言えば、版を作って1色ごとにインクを刷っていく『シルクスクリーン（シルクプリント）』というプリント方法を耳にすることが多いのではないでしょうか。たくさんあるオリジナルプリント会社でも、一般的でポピュラーなプリント方法の『シルクスクリーン』を行っているところは多いかと思います。

ただ、「1枚だけオリジナルTシャツを作りたい」や「1枚ごとに入れる文字を変えてプリントしたい」、また「フルカラーのデザインをプリントしたい」や「撮った写真をそのままプリントしたい」など、『シルクスクリーン』プリントだと版代がかかるので、1柄につき少ない枚数の製作だと高価になってしまったり、フルカラーのデザインや写真などの細かい柄の表現がむずかしい場合があります。

そんな時におすすめのプリント方法は『フルカラー転写』プリントです！版を使わずに、特殊なシートにデザインを印刷してから、シートを熱圧着にて生地に定着させる方法になります。（大量製作の場合は転写専用の型を作ってプリントする場合があります。）

個人名や背番号など、1枚ごとにプリントする内容が異なる場合や、柄が細かくて『シルクスクリーン』プリントでは再現できない場合、フルカラーのデザインや写真などをプリントする場合によく用いられるプリント方法です。お店で売られているプリントTシャツやプリントパーカーなどでも、『フルカラー転写』でプリントされた商品を目にすることが多いです。

T-POP（ティーポップ）でも『フルカラー転写』プリントでのご注文を承っております。今回はそんな『フルカラー転写』の【プリントの仕上りについて】と【メリット・デメリットについて】をご紹介したいと思います！

プリントの仕上りについて

『フルカラー転写』プリントは、特殊なシートが生地に張り付いた仕上りになるので、プリント面はシート特有の光沢があります。また、特殊なシートにデザインを印刷した後は、四角いシートをそのままプリントする訳ではなく、デザインの形に合わせて、シートの不要な部分をカットしてプリントします。その際に、デザインの周りに「1mm程度の生地色に合わせた色の縁取り」がつきます。

シートの不要な部分をカットする際は、専用のカットマシーンを使用するのですが、どうしてもカットラインに若干のズレが出てしまいます。そのため、デザインのアウトライン（柄の外側）に沿ってシートをカットしようとするとデザインも若干削られてしまうので、デザインに影響が出ないようにプリントする生地の色に近い色の背景を作り、デザインから1mm程度のところをカットします。これによって、デザイン周りに1mm程度の縁が付くわけです。

長所と短所について

『フルカラー転写』プリントの「メリット」と「デメリット」をまとめてみました。

≪メリット≫
・版代（製版代）がかからないため、少ない枚数のご注文でもお手頃価格。
・色数に左右されず、単色からフルカラーまでプリントできる。（CMYK出力）
・写真などの細かい柄でもプリントできる。
・生地の素材は、綿でもポリエステルでもナイロンでもプリントできる。

≪デメリット≫
・版を使わないため、追加製作のご注文でも初回と同様のお見積り計算になる。
・蛍光色やメタリック系やラメ系カラーなどの特色は表現できない。
・生地色によっては、1mm程度のフチの色が生地色に合わせづらく目立つ。
・柄のアウトラインが複雑な場合、背景やフチ部分が大まかになる。

おわりに

今回は『フルカラー転写』の【プリントの仕上りについて】と【メリット・デメリットについて】をご紹介しました。仕上がり具合や縁の付き方がわかると、ご注文する際もご自身のオリジナルプリントウェアがどんな感じのプリントに仕上がるのか、イメージしやすいのではないでしょうか！

『フルカラー転写』って家庭用のアイロンプリントと同じでしょ？と思う方もいるかもしれませんが、転写専門工場でプロのスタッフが、プリントする生地の素材に合わせて熱圧着時の温度設定や、最適な転写シートを使用するので、家庭用のものよりもシートがしっかり生地に貼り付き、強度があります。

少ない枚数でのご注文や、1枚ごとに異なる柄でのご注文、お写真などのフルカラープリントでご注文の場合には、『フルカラー転写』プリントをおすすめします！！ぜひお気軽にお見積りなどご依頼くださいませ！！

カテゴリー: オリジナルTシャツ, オリジナルパーカー・スウェット, オリジナルポロシャツ, クラスオリジナルTシャツ, プリント・印刷

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