このページではオリジナルTシャツの作り方のコツからノウハウまで、役立つ情報を掲載しております。オリジナルTシャツ、オリジナルスウェット、オリジナルポロシャツ、クラスオリジナルTシャツ作成・プリントは【T-POP】におまかせください!
失敗しないオリジナルウェアのプリントサイズの決め方
2020.03.27
オリジナルデザインをプリントしたオリジナルTシャツ、オリジナルポロシャツ、オリジナルパーカー、オリジナルトレーナー、オリジナルスウェットパンツ、オリジナルジャンバーやブルゾンなど、オリジナルウェアを製作する際は、色々なことを決めていきます。
例えば、Tシャツなら
- ①まずはどの素材(綿・ポリエステル・混紡生地)で作るか
- ②素材を決めたら、どのくらいの生地の厚さ(オンス数)で作るか
- ③何色のカラー(生地色)で何サイズ(S・M・Lなど)で作るか
- ④どんなオリジナルのデザイン・プリントカラーにするか
- ⑤Tシャツのどの位置(胸・背中・袖など)にプリントするか
を決めていきますよね!
その後、オリジナルデザインはどのくらいの大きさでプリントするのか「プリントサイズ」を決めなくてはいけません。
T-POP(ティーポップ)では、お客様からご入稿いただいたオリジナルデザインのラフスケッチやイメージ案を元にデザインを校正した後、お選びいただいたウェアの絵型にデザインを配置した仕上りイメージ(完成図)を送付します。
仕上りイメージは、実際に着用するウェアサイズ(S・M・Lなど)相当に、実際にプリントする大きさのデザインを配置するのですが、過去にご注文頂いたお客様で
「仕上りイメージで確認した時よりも、実際に手元に届いた商品のプリントサイズが大きく感じた・・・」
「もう少しプリントサイズは大きくても良かったかも・・・」
というようなケースがありました。
なぜ仕上りイメージを確認して、OKを出してからプリントしているのに、実際の仕上りは思い通りにはならなかったのでしょうか。
そこで今回は、これからオリジナルTシャツなどのオリジナルプリントウェアを作成する際に【失敗しないプリントサイズの決め方】についてをご紹介します!!
プリントできる範囲・プリント可能範囲について
プリントサイズを考える際に、まずはお選びいただいたウェアの「プリントできる範囲」を知りましょう!
ウェアの種類や形状によっても変わってくるのですが、例えば「Tシャツ」の場合だと、T-POPでは首元・裾のリブ部分や両袖の付け根にある縫製の部分から【約3cm前後離したフラットな箇所】がプリントできる範囲となります。
縫製に隣接した位置や、縫製をまたぐようなプリントはできません。
なぜなら、インクをプリントする「シルクスクリーン」や「インクジェット」は、縫製による凹凸によってインクだまりができたり、反対にインクがしっかり乗らない部分が出て、せっかくのオリジナルデザインが綺麗にプリントされず、不良な仕上りになってしまうからです。
また、シートを生地に熱圧着させる「転写」は、縫製による凹凸があると、均等にシートを圧着させることができないためです。
「フラットな箇所」というのは、プリントする際に生地に対して均等にインクをプリントしたり、シートが圧着できるよう、加工台にシワなどの凹凸が出ないようにセッティングできる箇所のことです。
なので、各縫製部分から【約3cm前後離したフラットな箇所】がプリントできる範囲となる訳です。
※パーカー・トレーナー・スウェットパンツ・ブルゾンなどの袖口や足先や裾の部分に伸縮性がある場合や、ポロシャツの胸ポケット・パーカーの腹部ポケットなどの凹凸が大きい場合は、縫製から「約3cm」よりもプリントをもっと離さなければならない場合もあります。
プリントできるサイズ・プリント可能最大サイズについて
とにかくチームロゴを大きくプリントしたい!オリジナルデザインをアピールしたい!という場合があります。
それであれば、選んだウェアに1番大きくMAXでプリントできるプリント可能な最大サイズを知りましょう!
これについては率直にいうと、工場などで実際にウェアを加工台にセッティングしてみないと分からなかったりするので、ご自身では判断できません。
なのでプリント可能最大サイズは、われわれ専門家にお尋ねください!
ちなみにプリントできるサイズは
- ①プリント方法の種類(シルクスクリーン・インクジェット・転写など)
- ②製作するウェアのサイズ(S・M・Lなど)やプリント位置
によって大きく異なります。
①プリント方法の種類
●シルクスクリーンの場合
シルクスクリーンプリント
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シルクスクリーンは、1色ごとに版(型)を作ってインクを刷るプリント方法です。
インクの種類(レギュラー・蛍光・ラメ・メタリック・発泡など)によって、様々な印象を与えられます。
コンサートなどのノベルティTシャツや、チャリティーTシャツ、販売されているアパレルTシャツなどにもよく見られる、最も一般的でポピュラーなプリントです。
T-POPでは
・通常サイズ版:最大 横30cm×縦40cm
・特大サイズ版:最大 横35cm×縦50cm
・分解版:最大 横35cm×縦43cm
・ブルゾン版:最大 横30cm×縦30cm
・キャップ版:最大 横11cm×縦5cm
など様々な版サイズのご用意があります。
使用する版サイズ以内の大きさでプリントサイズを決める形になります。
●インクジェットの場合
インクジェットプリント
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インクジェットは、インクを生地に直接吹き付けるプリント方法です。
プリントできるのは綿素材のみになりますが、フルカラーでもプリントができ、版を使わないので1枚からでもリーズナブルにオリジナルTシャツを作れます。
プリントできる最大サイズは「横30cm×縦40cm」になります。
●転写の場合
転写プリント
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転写は、デザインを印刷したシートを熱圧着で貼り付けるプリント方法です。
こちらもインクジェットと同じく、フルカラーでもプリントができ、版を使わないので1枚からでもリーズナブルにオリジナルTシャツを作れます。
サッカーやバスケットなどのチームユニフォームやクラスTシャツなど、背番号や個人名をプリントしたい場合によく見られるプリントです。
プリントできる最大サイズは「25cm×35cm」になります。
横25cm×縦35cmでも、横35cm×縦25cmでも対応可能です。
②製作するウェアのサイズやプリント位置
例えば、T-POPのシルクスクリーンプリントの場合、加工台にウェアを差し込んでセッティングし、生地を固定してからインクを刷っていくのですが、プリントする位置やウェアのサイズによって、様々な大きさの加工台を使い分けています。
袖や足の位置は、細長い加工台でプリントするのでMAXでプリントできる最大サイズは
・袖:横8.5cm×縦35cm
・足:横12cm×縦40cm
となります。
また胸や背中の位置も、ウェアのサイズによって使用する加工台の大きさが変わります。
先ほどプリントできる範囲は、ウェアの各縫製から【約3cm前後離したフラットな箇所】の範囲内とお伝えしましたが、レディースサイズや150サイズほどのTシャツの場合、プリントできる範囲だけで見ると、横幅30cmくらいでも胸や背中の位置にプリントできそうなのですが、横幅30cmがプリントできる加工台は、レディースサイズや150サイズほどのTシャツには少し大き過ぎてしまい、キレイにプリントが施せる状態にセッティングすることができないため、ワンサイズ小さい加工台を使用して、横幅26cm程がプリントできる最大横幅となります。
このように、縫製が無いからといって袖や裾周りをぐるっと一周するようなプリントや、ウェア全面にプリント、首元から肩を通って袖口にラインを入れるなどのプリントはできないのです。
プリントできる範囲内で使用する版サイズや、さらにはセッティングする加工台の大きさで、プリントできる最大サイズは変わります。
「プリント可能範囲≠プリント可能最大サイズ」となるので注意しましょう!
失敗しないプリントサイズの決め方について
プリントできる範囲やプリント可能最大サイズが分かったら、次は実際にプリントするオリジナルデザインの大きさを決める訳ですが、1番失敗しないプリントサイズの決め方は、プリントを入れる位置(胸や背中など)に直接メジャーや定規などを当てながら決めることです!
オリジナルデザインが決まっているのであれば、デザインをプリントしたい希望のサイズで1度用紙にプリントアウトして、胸や背中などに直接当てて見るとさらに分かりやすいでしょう!
ここで重要なのは、メジャーや定規、プリントアウトしたデザインを「実際にプリントする体の位置に直接当てたり配置する」ということです。
例えばオリジナルTシャツ製作の場合、自分が持っているもので、実際に注文するTシャツのサイズ寸法と近いサイズ感のTシャツなどをご用意いただき、それを着用した状態で、鏡を見ながら、あるいは一緒にオリジナルTシャツを作る仲間と見せ合いながら、メジャーや定規、プリントアウトしたデザインを直接プリントする体の位置に当ててプリントサイズを確認する事をおすすめします!
Tシャツを着用せずに、平置きにしてそこにメジャーなどを配置してプリントサイズを確認してしまうと失敗する可能性があります!
なぜなら、ウェアを平置きにした状態と、実際に着た時の状態とでは見えているウェアの身幅感が違うからです。
T-POPからお客様にお送りする仕上りイメージ(完成図)も、ウェアの絵型が平置きの状態となっています。
実際にウェアを着用した時の身幅感とは異なるイメージなので、イメージ画だけでプリントサイズの大きさを確認・判断してしまうと
「思っていたよりプリントサイズが大きい(小さい)・・・」
というようなことになってしまうのです。
仕上りイメージをお送りする際には、デザインの原寸サイズもあわせてお知らせいたしますので、プリントするデザインのサイズはイメージ画だけで確認・判断しないようにしましょう。
おわりに
今回は失敗しないプリントサイズの決め方についてご紹介しました。
直接プリントする体の位置でプリントするオリジナルデザインを配置したイメージで確認すると、
「イメージではウェアの身幅とプリントサイズの横幅の間隔は丁度良かったのに、実際に仕上がったものを着てみたらプリントが大きすぎてデザインの両端が脇下まで回り込んでしまった・・・」
や
「イメージよりもプリントサイズが小さかった・・・」
などの失敗を防ぐことができると思います。
これからオリジナルウェアを製作する際は、今回ご紹介した方法をぜひご参考にしてみてください!
※シルクスクリーンプリントは、版(型)を作るので基本的に全てのウェアに同じ大きさでプリントされます。
ウェアサイズにあわせてプリントサイズをご変更する場合は、プリントサイズごとに製版が必要となるのですが、その際はまず始めに、製作する1番小さいウェアサイズにプリントできる大きさでデザインを作成してから、大きいウェアサイズにあわせてプリントサイズを拡大していくようにすると、柄が細かすぎてプリントが潰れたり、かすれたりするという問題も解消できますよ!
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