有名なキャラクターは使えない？オリジナルTシャツ作りは著作権に注意！

2018.11.26

オリジナルTシャツを作るとき、気をつけなければいけないのが著作権法の侵害です。

オリジナルTシャツは、自分で好きなようにデザインできるのが魅力ですが、一歩間違えれば著作権を侵害してしまう可能性があります。

今回は、オリジナルTシャツ作成時に注意しなければならない著作権についてご紹介します。

著作権とは？

一般的に著作権とは、著作財産権という権利のことを指します。

文章や動画、画像、音楽などのコンテンツは、著作物と呼ばれており、著作権者が使用許可を出さない限り、自由に利用することはできません。

著作物には、著作権者の気持ちや考えが反映されているため、著作者の人格の保護を目的として著作者人格権が定められています。

もし、著作物を無断で利用した場合、差止請求や損害賠償請求、不当利得返還請求、名誉回復等の措置請求などが実施されます。

著作権侵害は企業としての信用を失ってしまう

「有名なアニメキャラクターを模写し、自分でイラスト化したものなら著作権侵害にならないのでは？」と思われる方も少なからずいらっしゃるかもしれません。

しかし、これは明確な著作権侵害といえます。なぜなら、模写元となるアニメキャラクターと非常に酷似しており、アニメキャラクターの影響力を無断で利用していることになるからです。

著作権者の許可を得ず、著作物を無断でコラボ商品として利用した場合は、法人組織として信用を失ってしまいます。

他にも、影響力のある芸能人の顔を模写し、オリジナルTシャツとして制作、販売する行為は、肖像権侵害という違反行為に該当する可能性が高くなります。

もし、自分の行動が著作権侵害や肖像権侵害に該当するのではと感じた場合は、著作権者に使用許可を得ることを徹底することで、トラブルを未然に防ぐようにしましょう。

著作権に配慮したオリジナルTシャツ作りのポイント

オリジナル Tシャツを作る際は、著作権に配慮する必要があります。

ここでは、著作権に配慮したオリジナルTシャツ作りのポイントについてご紹介します。

無断で企業ロゴを利用しない

企業ロゴは、会社にとって組織としての存在を表す重要な意味を持つものです。

学園祭など非営利目的での利用であったとしても、許可なく企業ロゴを使う行為は、著作権法侵害に該当する可能性が高いため避けましょう。

テレビアニメやマンガのキャラクターを無断で利用しない

現在放送中のテレビアニメやマンガの中に登場するキャラクターは、著作物のため無断で利用するとトラブルに発展する可能性があります。

使用許可を得ることなく、著作権で守られたキャラクターをオリジナルTシャツで使用してしまうと、著作権法侵害に該当する可能性が高いため避けましょう。

芸能人やアーティストのイラストを無断で利用しない

自分が好きなアーティストを模写してイラスト化し、イベントグッズとして販売すると著作権法の侵害以外にも肖像権の侵害に該当する可能性があります。

たとえ、自分で模写したデザインだとしても、著作物をベースとして模写している場合、オリジナルであると認めることは難しいでしょう。

おわりに

今回は、オリジナルTシャツの作成時に注意するべき著作権についてご紹介しました。

イベントグッズや学園祭のオリジナルTシャツに著作物を無断で利用する行為は、著作権侵害になると同時に、肖像権の侵害に該当する可能性があります。非営利目的の利用であったとしても、権利侵害の対象となることに変わりないため、著作権に配慮した行動が必要です。

オリジナルTシャツを作る際は、オリジナルであることにこだわり、著作権の侵害に注意しましょう。

カテゴリー: オリジナルTシャツ

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