【デザイン入門】パターンデザインを学習してデザインの幅を広げよう

2019.02.09

デザインは日常のさまざまな場面で見かけます。イラストの背景や企業の広告、ブログやWebサイトのテンプレートなど、デザインができると趣味はもちろん、仕事にも活かすチャンスが生まれます。

そこで今回は、デザイン入門として、パターンデザインとその作り方についてご紹介します。

パターンデザインの基礎を習得すれば、自分で作ったオリジナルの絵柄をWebサイトの背景やトートバッグ、Tシャツなどのデザインに使用できます。

パターンデザインとは？

そもそも英語の「パターン（Pattern）」という単語は、型や様式、模様や柄という意味を持っています。

ファッション業界において「パターン」というと、洋服を作る際の型紙を指しますが、デザインにおけるパターンとは、同じ模様や絵柄を繰り返し点在させる装飾柄を意味します。

パターン柄は生地をはじめ、包装紙や便箋、化粧ポーチなどの小物、Webサイトの背景デザインなどに使われることが多く、私たちの身近なところで頻繁に見かけるデザイン方式の1つです。

パターン柄の作り方

前述の通りパターンデザインは、同じ模様や絵柄を繰り返し敷きつめたデザインとなります。ここでは、パターン柄の作り方について見ていきましょう。

基本編

1つの模様や同じ絵柄を上下左右、同じ間隔に配置し、途切れなく続く柄になるようデザインします。

例えば、丸型を上下左右同じ間隔で並べると、水玉模様になりますよね。これが、パターン柄の基本です。ハート型や星型など好きな模様を、上下左右同じ間隔で並べて練習してみましょう。

応用編

パターンデザインの基本をマスターしたら、パターン柄を少しアレンジしてみましょう。

基本的なパターンで上下左右に規則正しく並べた模様を、交互に大きさや絵柄を変えてみたり、複数の絵柄を使用したりするのもおすすめです。

例えば、水玉柄をベースにアレンジする場合は、1つめは丸型のまま、その右横は三角形、その横は四角に変え、柄ごとに異なる色にすると個性的なパターン柄になります。

柄を変える際は、上下の絵柄が同じにならないように、丸の下には三角、三角の下には四角、四角の下には丸となるよう1つズラして配置するようにしましょう。

このように、基本のパターン柄をアレンジしていくことで、自分だけのオリジナル柄を作成することができます。

大きさや絵柄、色などを工夫していろいろなパターンデザインを作ってみてくださいね。

手描きでパターンデザインするには

パターン柄にしたい素材がインターネットなどで見つからない場合は、手描きで模様やイラストを描いてみましょう。

ここでは、パターンデザインを手描きで作成する方法を5ステップでご紹介します。

【1】メインとなるデザインを紙に描く

少し厚めの紙を準備し、その真中にメインとなる模様やイラストを描きます。

紙のサイズは自由ですが、絵柄は紙からはみ出ないよう上下左右に余白を残しながら描くようにしましょう。

【2】紙を4分割にカットする

イラストを描き入れた紙を4分割にカットします。

この際、きちんと測りながらカットすることが大切です。分割サイズが少しでもズレてしまうと、繰り返した時にうまく絵柄が合わなくなってしまうため注意しましょう。

【3】カットした紙を並べ替える

カットした紙を上下左右それぞれ並べ替えます。

それらを裏返し、隙間ができないよう気をつけながらテープでぴったりと貼り付けます。

【4】再度デザインや模様を紙に描き、スキャナーで読み込み組み合わせる

貼り付けた紙に再度、別のデザインや模様を描き足していきます。できあがったデザインをスキャナーやスキャナーアプリでパソコンに読み込み、イラスト作成ソフトや画像処理ソフトなどを使用して組み合わせていけば、パターンデザインの完成です。

おわりに

今回は、パターンデザインの基礎とその作り方についてご紹介しました。

同じ模様や絵柄を繰り返すだけで作ることができるパターン柄は、イラストやデザインに初めて挑戦する方でも簡単に作成することができます。

基礎をマスターしたら、自分で作成したパターンデザインをベースにして、ぜひオリジナルTシャツやトートバッグ、エプロン作りに挑戦してみてください。

カテゴリー: デザイン

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