コーヒー、醤油がはねた!?上手なオリジナルTシャツの染み抜き方法

2019.01.18

いくら気を使っていても食事中に醤油やコーヒーなどが衣服に飛びはねてしまうことがあるでしょう。もしそれがお気に入りの洋服や自分で作った大切なオリジナルTシャツだった場合、余計にショックですよね。

しかし、衣服に醤油やコーヒーがはねてしまった場合、慌てずに適切な処置を行うことで染みにならずに済む可能性があります。

そこで今回は、適切な処置ができるように、上手に染み抜きをする方法についてご紹介します。

染みには種類がある

染みはすべて同じわけではありません。実は、染みには大きく分けて3つの種類があります。

水溶性の染み

水溶性の染みは、水に溶けます。そのため、染みがついてすぐに対処すれば、水だけで落とすことが可能です。落ちない場合は、漂白剤を使用して、つけ置きや洗濯する必要があります。

油溶性の染み

油溶性の染みは油に溶ける特徴があるため、洗剤をつけるか、有機溶剤で落とすことが可能です。落ちない場合は、漂白剤を使用する必要があるでしょう。

不溶性の染み

不溶性の染みは、水にも油にも溶けないため、物理的方法で落とさなければなりません。

染み抜きする際の注意点

染みの種類によってそれぞれ適切な染み抜き方法があるため、正しい方法で染み抜きを行う必要があります。

そして、油溶性の染みであることに気付かず水溶性の染み抜き方法をしてしまうなど、判断を誤ってしまうと余計に汚れが落ちなくなる可能性があるため注意しましょう。

醤油、コーヒーは水溶性の染み

染みの原因となりやすい醤油やコーヒーには、水に溶ける性質があります。

染みがついてすぐであれば意外と水で落とすことができますが、時間がたってしまうと色素が残ってしまい、汚れが落ちにくくなるため注意が必要です。

水溶性の染みは他にも、ソース類やジュース、酒類（ワイン、日本酒、ビール）、紅茶、果汁などがあります。また、血液やインクなども水溶性です。

水溶性の染み抜き方法

ここでは、染みの原因になりやすい醤油やコーヒーなど、水溶性の染み抜き方法についてご紹介します。

水溶性の染みは水で落ちる性質があるとはいえ、時間がたつと落としにくくなるといった印象を持っている方が多いのではないでしょうか。

水溶性の染みが、時間がたつほど汚れが落としにくくなるのは、染みに熱がかかったり、時間経過による酸化が原因で変色してしまったりということが理由に挙げられます。そのため、水溶性の染みがついてしまったら、できるだけ早く対処しましょう。

水溶性の染みはついてすぐであれば水で落とすことができます。しかしよくやってしまう、染みの部分に水をかけてトントンたたく方法や、手洗いせっけんでこする方法は、逆効果で染みを広げてしまう原因となります。

醤油やコーヒーなどの染みがついてしまったら、まずはぬらしたティッシュで染みの部分を摘み取るようにし、次に乾いたティッシュで水分を吸い取ります。その後、液体の酸素系漂白剤を染みの部分に直接塗布し、洗濯用洗剤を使用して洗いましょう。

この方法でおおよその染みは取れますが、もし染みの種類が分からない場合は、染みに水を垂らしてください。水が染み込んだら、その汚れは水溶性の可能性が高いと考えられます。

判断が難しい場合には、油溶性の染みの落とし方から試してみると良いでしょう。また、持ち運びできる染み取り剤も販売しているため、持っておくといざというときに、便利かもしれません。

おわりに

大切にしている洋服や、自作のオリジナルTシャツに染みがついてしまったときに、正しい染み抜きの方法を知らないことで大惨事になってしまうことがあります。

水溶性の染みがついたら、できるだけ早く対処することが重要です。染みを広げる失敗を防ぐためにも、染みの種類ごとに、適切な汚れの落とし方を知っておきましょう。

カテゴリー: 豆知識

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